前回まで固有値解析には荷重は不要、という話をしてきましたが、
荷重を入力する固有値解析も存在します。。。
ただし、これは相当特別な場合で、初心者が手を出すものではありません(^^;)。
参考までに話をしますと、これはあらかじめ応力がかかっている状態で自由振動させると、
固有振動数が応力がない場合に比べて変化する、ことを解析するのに使用します。
ギターの弦は張力を大きくすると音程(=固有振動数)が変わります。その現象です...
CalculiXでも計算できるようなことが書いてありますが、試していません。。。
NX.Nastranの計算例が(株)構造計画研究所さんのWEBにありますので、興味のある方はご参考ください。
http://www.sbd.jp/product/pdf/postfile/FwNXN_EigenSolution.pdfちなみに、通常の固有値解析では減衰も関係ないのですが、
減衰を考慮した固有値解析もあります。
これもかなり特殊な固有値解析なので、初心者が出くわすことはまずないでしょう。
これは複素数の固有値解析になり、振動系の安定性評価やブレーキ鳴きの解析などに用いられます。
(管理人もあまりやったことはありません。。。)
世の中で行われている99%以上の固有値解析は荷重や減衰はありません。
合わないときでも、よほど特殊な場合を除いて荷重や減衰は考えない方が良いでしょう。。。
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- 2011/04/28(木) 22:03:43|
- 解析講座
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